パーソナルトレーニングを行う指導者のことを「パーソナルトレーナー」と言います。
ここ数年で、パーソナルトレーナーは少しずつ認知されつつあると思いますが、具体的にどんなことをする人かと言われても「筋トレとか?」くらいしか分からない方も多いと思います。
そんなパーソナルトレーナーについて解説していきます。
パーソナルトレーナーとは?
パーソナルトレーナーとは、パーソナルトレーニングを行うマンツーマンの運動指導者のことです。
パーソナルトレーナーの明確な定義などは特にありませんが、「パーソナルトレーニングをする人」と思って頂いて問題ないと思います。
パーソナルトレーニングとは、マンツーマンで行う運動指導のことです。
ダイエットのイメージが強いと思いますが、ダイエットに限らず運動指導全般を行えます。
例えば次のようなものがパーソナルトレーニングで行えます。
・ダイエット
・姿勢改善
・腰痛改善
・肩こり改善
・膝痛改善
・骨盤矯正
・スポーツの競技力向上
・腹筋を割る
・マッチョになる
実際にやる内容はこのような項目があります。
・筋トレ(ウェイトトレーニング、自重トレーニング)
・体幹トレーニング
・ストレッチ(ペアストレッチ、セルフストレッチ)
・食事指導
・カウンセリング
・身体の状態のチェック
これらの項目は、人によってやる内容が異なります。
運動能力がもともと高いのか、それとも運動が苦手なのかなどによっても運動プログラムが変わります。
その方に合わせてトレーニングプログラムを組み、実際に指導まで行うのがパーソナルトレーナーの役割です。
パーソナルトレーナーをつけるメリット
「フィットネスクラブへ通えば筋トレなら一人でもできるから、パーソナルトレーナーについてもらわなくても良いのでは」と思う方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方の為に、パーソナルトレーナーをつけるメリットを解説していきます。
パーソナルトレーナーをつけるメリット
①自分にぴったりなオリジナルのトレーニングメニューを作成してくれる
トレーニングには色々な原理原則があり、その中に「特異性の原理」というものがあります。簡単に言うと、トレーニングは目的に応じて適切な内容で行わないと効果がないという原理です。
また、「個別性の原則」というものもあり、これは人によって体力レベル、年齢、体の状態などが異なるので、その人に合わせたトレーニング内容で行わないと効果がないという原則です。
パーソナルトレーナーはトレーニングの専門家なので、その人の目的や体力レベル、現在の体の状況など様々な情報を基に、星の数ほどあるトレーニング種目の中からその人にぴったりのメニューをオリジナルで作成することができます。
②適切なフォームや強度設定でトレーニングを行うことができる
人間は楽をする生き物なので、トレーニングに慣れてくると無意識に体が楽をしようとしてフォームを崩してしまうことがあり、トレーニング効果が薄れてしまうことがあります。また、無理に負荷をあげたり回数をこなそうとするとこちらもフォームを崩してしまい、トレーニング効果が薄れてしまったり怪我の危険性が高くなってしまいます。
パーソナルトレーニングでは運動中常にパーソナルトレーナーがフォームを確認し、崩れていたらその都度修正しより効果的なトレーニングを行う事ができます。
また、「漸進性の原則」というトレーニングの原則があります。この原則は、トレーニング強度や内容はトレーニングに慣れてきたら段階的にレベルを上げていかなければいけないという原則です。
パーソナルトレーニングでは、トレーナーが常にトレーニングの状況を見ながら適切に強度を上げていくことが可能です。
③モチベーターになってくれる
筋トレは体にストレスを与えるものになりますから、当然身体的にも心理的にもキツイことを行っていくことになります。一人でトレーニングを行っていると、どうしても楽をしたくなり、トレーニングの途中でキツくなってくるとそこで諦めたりしてしまいがちだと思います。
そんな時でも、パーソナルトレーナーがついていれば、時には優しく時には厳しく励ましながらモチベーションをあげることが可能です。実際、パーソナルトレーニングを受講している方に聞くと、「一人では途中で諦めてしまうけど、パーソナルトレーナーがついていると、キツくても最後まで頑張れる」という方もいらっしゃいます。
ダイエットにパーソナルトレーナーが必要な理由
ダイエットを行う際は、トレーニングはもちろん食生活の見直しなど、摂取カロリーのコントロールが必要になります。また、食事の量だけではなく、バランスよく栄養素をとったり、食事のタイミングにも気を付ける必要があります。パーソナルトレーナーには栄養面の知識も必須ですので、栄養面でのアドバイスも受けることができます。場合によってはお勧めのサプリメントなども紹介できます。
筋トレにパーソナルトレーナーが必要な理由
筋トレを行う上では、上で述べたように「特異性の原理」「個別性の原則」「漸進性の原則」などの原理原則を基に、トレーニング種目、負荷、回数、セット数、休憩時間などを適切に設定する必要があります。
もちろん、パーソナルトレーナーをつけずに行ってもある程度は効果が出ます。しかし、トレーニングを続けると効果が出にくくなる停滞期が出てきます。パーソナルトレーナーがついていれば、その都度トレーニング内容に変化をつけ、停滞期が起こりにくくしたり、すぐに停滞期を抜けられるようになります。
さらに、上で述べたようにトレーニングを行う上ではフォームも重要になります。トレーニングレベルが上がるほどトレーニング強度を上げていくので、フォームが崩れやすくなります。そういった意味でもパーソナルトレーナーについてもらった方がより効果的かつ安全に行うことができます。
パーソナルトレーナーの資格
パーソナルトレーナーになる為には、様々な知識や技術が必要です。
人間の身体には600個ほどの筋肉と、200個ほどの骨があります。
それらが連動して運動が成り立ちます。
その為、どの関節にどんな筋肉がありどのような役割を担っているかなどを把握しておく必要があります。
さらに、筋トレの方法やストレッチの方法、指導の方法など幅広い知識が必要です。
そんな知識が必要なパーソナルトレーナーですが、現状パーソナルトレーナーの資格に関しては明確なルールはありません。
パーソナルトレーナーには国家資格がありませんので、有資格者は全て民間資格となります。
パーソナルトレーナーに近い資格で理学療法士や柔道整復師、鍼灸師などの資格があります。
ただ、これらはパーソナルトレーナーの資格ではありませんので、パーソナルトレーナーの勉強をして得た資格とは言えません。
このような資格がある=パーソナルトレーナーとして優秀とは言い切れません。
その為、パーソナルトレーナーの優劣を資格で判断することが難しいですのでパーソナルトレーナーの選び方も難しいと言えます。
パーソナルトレーナーの選び方
では実際にパーソナルトレーニングを受けようとしたときに、どのようにしてパーソナルトレーナーを選べばいいのでしょうか?
こちらでは、パーソナルトレーナーの選び方をご紹介します。
パーソナルトレーナーを選ぶ際は、このような基準で選ぶのがおすすめです。
・パーソナルトレーナーの得意分野と自分の目的が合っているか
・通いやすい場所にあるか
・体験レッスンを受けてみる
まずはパーソナルトレーナーの得意分野と自分の目的を見ます。
パーソナルトレーニングの内容が多岐に渡りますので、得意分野はパーソナルトレーナーによって異なります。
ビーストイックでは、「スーツが似合う身体作り」「仕事のパフォーマンスを高めるトレーニング」が得意分野になります。
スーツが似合う為には筋トレが必要で、必然的にダイエットも行います。
また、仕事のパフォーマンスを高めるためには身体の不調を取り除き自律神経を整える必要があります。
その為には、姿勢の改善が必要です。
姿勢の崩れは、肩こりや腰痛などの身体の不調にも繋がります。
また、呼吸が浅くなることでストレスの増加や睡眠の質の低下など様々な問題につながります。
その為、ビーストイックでは姿勢改善のトレーニングにも力を入れています。
このような得意分野も大切ですが、パーソナルトレーニングは定期的に通う必要がありますのである程度アクセスの良さも必要です。
また、何と言っても説明できないような内容ですが相性的なものもあります。
これを確認するには、一度体験レッスンを受けることがおすすめです。
体験レッスンを受けたら必ず通わないといけないものではありません。
体験レッスンを受ければ、ある程度トレーナーとの相性などもわかります。
パーソナルトレーニングにご興味がある方は、まずは一度体験レッスンを受けて頂くことをおすすめします。
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