せっかく買ったスーツ、だけど僕はなで肩だから似合わないんだよな。そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今日はなで肩の改善方法や、似合うスーツの選び方を紹介します。
なで肩ではスーツが似合わない理由
そもそも、なで肩とはどのような状態のことをいうのでしょうか。
なんとなくなで肩というと肩が下がっている人をイメージするかと思います。
実は厳密に言うとなで肩は医学的にきちんと定義付けられていません。
しかし、一般的には鎖骨の傾きによって評価しています。
鎖骨が平行よりも外側に15度以上上がっているものを、「いかり肩」逆に外側が下がっているものを「なで肩」
このなで肩には先天性と後天性によるものがあります。
正直なところ先天性に関しては元々の骨格の問題になるので、改善が非常に難しいです。
ただ、後天性であれば腕の重さで肩が落ちていることが原因なので、改善することが可能です。
これはなぜ起きているかというと、肩を支える筋肉の力が不足していると思われます。
具体的には
・上部僧帽筋
・肩甲挙筋
・菱形筋
といった筋肉が挙げられます。
なで肩には上部僧帽筋が関係しますが、その下の深層部に肩甲挙筋や菱形筋があります。
これらの筋肉が“伸張”を起こしており、つまりは筋肉が伸びてしまっていることで腕を支えられなくなっています。
次に、なぜなで肩はスーツが似合わないのかを見ていきたいと思います。
一般的にスーツが似合うと言われるには、以下のようなポイントがあります。
- 自分の肩幅とぴったり合っている
- スーツの上着のそで丈は、両手を自然に下ろしたときにシャツの袖が1.5〜2.0cmくらい見える。
- 胸周りは手のひらが入るくらいの厚みを。
- ウエストが腰骨にぴったり沿っている
- 着丈は指を曲げてつかめるくらい。
- スラックスの前裾は甲の上にワンクッションかかる程度、後ろ裾はかかとから1〜2cm
- ”のぼり”のラインが、自然に落ちている
特になで肩の方にとって「7番ののぼりのライン」が重要なポイントとなります。
これがなで肩の方の場合角度がシャープになってしまい、スーツが似合わない要因となっているのです。
そんな方は、肩パッドがしっかり入ったスーツの購入をおすすめします。
流行りの肩パットがなく、滑らかな曲線で体にフィットするスーツの場合、シルエットが綺麗なのですが、 なで肩の方だと肩のシワが出てしまい、余計になで肩が目立ってしまいます。
そういったマイナス点を踏まえ、なで肩の方には、肩パットがあるものをおすすめします。
このようにスーツを選べば表面的には対処することも可能です。
しかし、根本のなで肩を改善させないと、結局体にフィットするスーツが似合わないままになってしまいます。
なで肩を改善する筋トレ方法
それでは、なで肩を解消するにはどのような筋トレを行えばよいのでしょうか。
今回はお勧め種目を2つ紹介します。
・シュラッグ
ダンベルを両手で持ち、身体の横にまっすぐ手をおろしておきます。
そこからゆっくりと肩をすくめるようにダンベルを持ち上げ、おろしていきます。
ダンベルは重い必要はないので、20回で3セット行うようにします
・サイドレイズ
シュラッグと同様にダンベルを両手に持ちます。
少し両肘を曲げ、その状態をキープしたままダンベルを方の高さまで上げていきます。鳥が羽ばたくようなイメージですね。
この種目では腕の筋肉を使いやすいため、
・上げるときに肘を持ち上げる。
・小指側を少し上に上げた状態で行う。
ことを意識して、同様に20回3セット行います。
今日はなで肩を改善するための筋トレを紹介しました。
筋トレも正しいフォームで行うことが重要ですが、未だにジムでは間違ったフォームで行っている人が非常に多く、間違った動きを覚えると、それを直すのは非常に大変です。
また、なで肩の方の中には、猫背が引き起こしている場合も多くいらっしゃいます。
これはパソコンやスマホで作業をする時間が長くなっているため、頭が前に落ち、その影響で肩が落ちてしまうことから起因しています。
姿勢不良がなで肩を引き起こしている場合は、まず姿勢を整える必要があります。
姿勢を整えるには、専門知識のもったトレーナーに姿勢を評価してもらい、改善するプログラムを作ってもらうことが効果的です。
※パーソナルトレーニングで姿勢改善を行う方法はこちらで紹介しています。

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