皆さんは僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉を聞いたことがありますか?
体の背面にあり、首~肩~肩甲骨までを覆う筋肉になります。
実は、この僧帽筋はスーツが似合う体型になるのに重要な筋肉の一つなのです。
何故スーツが似合うために僧帽筋が必要なのかという理由と、僧帽筋のトレーニング方法について解説していきます。
スーツが似合うには僧帽筋のトレーニングが必要な理由
まず、スーツが似合う体型とはどのような体型でしょうか。
スーツの似合う体型についてはこちらでも紹介しておりますが、以下のような特徴があります。
・広い肩幅
・厚い胸板
・逞しい背中
・姿勢が良い
いわゆる逆三角形の体型になります。
このうち、僧帽筋は肩幅と姿勢に関係してきます。
僧帽筋は上で述べたように体の背面にあり、首~肩~肩甲骨までを覆う筋肉になります。鍛えてあげることで肩周辺を発達させることができ、肩に厚みが出てきます。肩のラインに厚みができるとスーツがしっかりと体に密着して綺麗なフォルムが出やすくなります。つまり、僧帽筋は広い肩幅を作るうえで鍛えるべき部位になります。
また、肩甲骨にも関係している筋肉になりますので、適切に鍛えてあげることで肩甲骨を正しい位置にキープさせることができ、姿勢改善にも繋がっていきます。
以上のように、僧帽筋はスーツが似合う逆三角形の体型を作る上で必要不可欠な筋肉になります。
スーツが似合う体型になる為の僧帽筋のトレーニング方法
それでは、僧帽筋はどのようにトレーニングすればよいのでしょうか。
まず、僧帽筋は上部、中部、下部の3つの部位に分けられます。部位によって役割も変わってくるので、別々に分けて鍛えてあげると効果的です。
上部の筋肉は肩をすくませる動きで使われます。トレーニング種目としては、ダンベルなどの重りを持ったまま肩をすくませる「ショルダーシュラッグ」という種目や、ダンベルなどの重りをもって腕を頭上に伸ばす「ショルダープレス」という種目が代表的な種目です。
ショルダープレスは僧帽筋以外に、三角筋という肩回りの筋肉も鍛えることができるので、広い肩幅を作るのにはより効果的な種目と言えます。
また、姿勢不良により僧帽筋が固まってしまうと肩こりの原因にもなってしまいます。軽い重さでショルダーシュラッグを行うことで、固まってしまった僧帽筋をほぐすことができるので、肩こりの改善にも繋がってきます。
中部と下部に関しては、重りを上から引き下げたり、前から引っ張ったりする時に働くので、背中にある大きな筋肉である広背筋と一緒に鍛えることができます。種目でいうと「懸垂」が代表的な種目です。それ以外ではフィットネスクラブに置いてある「ラットプルダウン」や「ロウイングマシン」も効果的です。
トレーニングを行う上で注意したい点は、自分の姿勢や筋肉のバランスがどうなっているかを確認し、トレーニング方法や負荷などを決める必要があるということです。
例えば、元々姿勢不良で肩がすくんでいる人は肩甲骨が正しいポジションよりも上に位置しています。そのような人がショルダーシュラッグでより肩をすくめる動作を行うと、姿勢不良を助長してしまう危険性が高まります。
自分の姿勢や筋肉のバランスがどうなっているのかを判断するには自分一人で行うよりも、専門知識を持ったトレーナーに客観的に評価してもらうことが効果的なので、パーソナルトレーニングを受講することがお勧めです。
パーソナルトレーニングを受講するメリットは姿勢の評価以外にもあります。
僧帽筋のような体の背面にある筋肉はトレーニング中にちゃんと使えているかどうかを意識するのが難しく、知らないうちにフォームが乱れてしまうことが多くあります。
パーソナルトレーニングではトレーナーが逐一フォームを確認しながら行えます。また、意識しにくい背面の筋肉も、トレーナーが筋肉に触れながらトレーニングを行うことで意識しやすくなります。
スーツが似合う体型になりたいと考えている方は、より効果的にトレーニングを行う為にも、是非パーソナルトレーニングを受講してみてください!
コメント