パーソナルトレーニングについて解説していきます。
近年、「パーソナルトレーニング」という言葉は少しずつ認知されてきていると思いますが、「パーソナルトレーニングとは何?」と聞かれても説明できる人は少ないと思います。
こちらでは、パーソナルトレーニングについて詳しく解説していきます。
パーソナルトレーニングとは?
パーソナルトレーニングとは、マンツーマンのトレーニング指導のことです。
トレーナーが1対1でついて、運動指導をします。
最近では、ライザップさんが有名ですがライザップさんも業態としてはパーソナルトレーニングに分類されます。
パーソナルトレーニングが世間に知られ始めたのも、ライザップさんが有名になってからだと思います。
このパーソナルトレーニングを行うトレーナーが、パーソナルトレーナーです。
パーソナルトレーニングには、以前は芸能人や経営者くらいしか利用できないような高価なイメージもありましたが、現在では幅広く利用されるサービスです。
パーソナルトレーニングではマンツーマンのトレーニング指導以外の明確な定義は特にありません。
そのため、行う内容もトレーナーやジムによって異なります。
大まかにパーソナルトレーニングで行う内容は、このような内容です。
・筋トレ(ウェイトトレーニング)
・体幹トレーニング(自重トレーニング)
・ストレッチ(セルフストレッチ、パートナーストレッチ)
・カウンセリング
・食事指導
・ピラティス
これらを組み合わせて行ったり、どれかを単独で行ったりする場合もあります。
パーソナルトレーニングはマンツーマンのトレーニング指導ですので、内容もお客様一人一人で変わります。
その為、同じジムでも内容が人によって異なる場合が多いです。
b{stoicでは、体幹トレーニングや筋トレがメインとなることが多いですがお客様に合わせて上記の内容を組み合わせてパーソナルトレーニングを行っております。
※パーソナルトレーニングの内容についてはこちらでも紹介しています。

パーソナルトレーニングのカウンセリング内容と流れ
パーソナルトレーニングでは最初にカウンセリングを行います。
このカウンセリングはお客様からすると特に魅力があるものではないかもしれませんが、パーソナルトレーニングの効果を最大化する為に必須のものです。
パーソナルトレーニングのカウンセリング内容
パーソナルトレーニングでは最初にカウンセリングを行います。
毎回のレッスンの冒頭にも少しカウンセリングを行いますが、最初の体験レッスンではカウンセリングに時間を割きます。
これが、パーソナルトレーニングの効果を最大化するために大切なステップです。
実際にパーソナルトレーニングのカウンセリングでは以下のような内容を伺います。
・パーソナルトレーニングでのご要望や目標
・現在の悩み(ダイエットの成果が出ない、腰が痛いなど)
・運動歴(学生時代に部活をやっていた、以前ジムに通っていたなど)
・既往歴、現病歴(過去の怪我、健康診断で注意されたことなど)
・仕事で多い姿勢や多い動き
・現在の食生活
その他、お客様の目的や現状の悩みに合わせて様々なことを伺っていきます。
「そんなことはいいから早く筋トレをして!」
と思う方もいらっしゃると思いますが、このカウンセリングで伺う内容を元にトレーナーがトレーニングプログラムを作成します。
つまり、これらの情報がなければ効果的なトレーニングプログラムを組むことが出来ません。
ただ、カウンセリングは全てを強制的に話させるというものではありません。
体験レッスンのカウンセリングは初対面で行う場合がほとんどですので、話したくないことや話しにくいこともあると思います。
レッスンを通して関係性が構築されてからお話頂いても構いませんので、まずはお気軽に体験して頂ければと思います。
パーソナルトレーニングでカウンセリングが重要な理由
パーソナルトレーニングで効果を出す為には、カウンセリングは非常に重要なステップになります。
その理由は、パーソナルトレーニングのメリットでもある「オーダーメイドのトレーニングプログラム」を作成するためには様々な情報が必要だからです。
カウンセリング以外にも身体のチェックを行いますので、そこで多くの情報が得られます。
姿勢や動きの評価を元に、筋力が低下している部位や柔軟性が低下している部位が明確に分かります。
しかし、それだけでは分からないこともあります。
例えば、すでに完治しても過去の怪我は姿勢や動きに大きな影響を与えます。
股関節の柔軟性が低いと言っても、それが元々硬いのか?過去の怪我による硬さなのかでトレーニングプログラムは変わります。
怪我だけではなく、病気による手術などでも身体の動きは変わります。
盲腸でお腹を縫った、小さい時に小指を骨折したなどお客様自身ではとっくに治ったので問題ないと思っていることが、実は今起こっている痛みや不調の原因となっていることが多いです。
この「自分では影響がないと思っている」ことが落とし穴になります。
「そんなことが影響しているとは思いませんでした!」ということが、パーソナルトレーニングの現場では多く見られます。
このような認識のずれを補う為にも、パーソナルトレーニングにカウンセリングは欠かせません。
パーソナルトレーニングの効果
パーソナルトレーニングで得られる効果は、様々な効果があります。
そして、その効果も人によって変わります。
パーソナルトレーニングを行う目的は、人によって変わります。
ダイエットをしたい方、カッコイイ身体を作りたい方、運動習慣を身に付けたい方など十人十色の目的があります。
代表的なパーソナルトレーニングで得られる効果は、こちらです。
・ダイエット効果
・筋力アップ
・姿勢改善
・肩こり改善
・腰痛改善
・膝痛改善
同じダイエット効果でも2~3kg減らしたい方から、10kg以上の減量を目指す方まで幅広く対応できます。
筋力アップも、ボディビルの大会を目指す方からガリガリを標準体型にしたい方までパーソナルトレーニングの対象です。
姿勢改善にも猫背改善、O脚改善、X脚改善など種類も異なります。
これらの効果は、同じトレーニングからでは得られない効果です。
しかし、パーソナルトレーニングではマンツーマン指導のメリットを活かしてトレーニング内容を柔軟に対応できます。
そして、b{stoicのパーソナルトレーニングではこの中でも「スーツが似合う体型作り」「仕事のパフォーマンスを高める」の2つに特化しています。
スーツが似合う体型作りは、先ほどのパーソナルトレーニングの効果では筋力アップと姿勢改善の2つの効果が合わさったものです。
場合によってはダイエット効果も必要です。
※スーツが似合う為の筋トレについてはこちらでも紹介しています。

仕事のパフォーマンスを高める為には、肩こり・腰痛改善や姿勢改善などの効果を複合させます。
さらに、食事の改善なども含めてストレス解消・脳のパフォーマンスアップを図ります。
パーソナルトレーニングの効果が高い理由
パーソナルトレーニングでは様々な効果が得られますが、その効果は一人でトレーニングをするよりも遥かに高い効果が期待できます。
それは、パーソナルトレーニングがマンツーマン指導でオーダーメイドのトレーニングメニューを組むからです。
どんな分野でも同じですが、グループ指導や本を読んでの実践よりもプロにマンツーマン指導を受ける方が効果は高いです。
英会話教室よりも英会話のマンツーマン指導の方が効果は高く、グループコンサルよりもマンツーマンでのコンサルティングの方が効果は高いはずです。
もちろんそれに伴って料金は上がりますが、費用対効果としては十分な効果を得ることができます。
特にパーソナルトレーニングでは、オーダーメイドのトレーニングであることがメリットです。
「体幹トレーニングのやり方」「腰痛に効くストレッチ」などを検索すれば、多くの情報が手に入ります。
分かりやすい動画も公開されていると思います。
ただし、このような情報は「あなただけの為の情報」ではありません。
あくまでも、万人に合わせた内容です。
同じ体幹トレーニングでも、腰に痛みがある人のトレーニング方法とラグビー選手のトレーニング方法は異なります。
そして必要なトレーニング・ストレッチも人によって異なります。
股関節が硬いと言っても股関節には多くの筋肉がありますので、股関節を柔らかくする為のストレッチはどの筋肉が硬いかによって異なります。
つまり、人によって効果的なストレッチが変わるといことです。
この効果的なストレッチ方法、トレーニングでの留意点を自分で理解して実践できれば問題ありませんがなかなかそうはいきません。
下手に間違えた判断でトレーニングやストレッチを行えば、逆効果になる可能性もあります。
これでは本末転倒です。
パーソナルトレーニングでは、この「何が効果的か?」「留意点は何か?」を身体のチェックを行って突き止めます。
そして、正しいやり方で出来るように指導します。
このような点が、パーソナルトレーニングが効果的な理由です。
※パーソナルトレーニングの内容についてはこちらでも紹介しています!

パーソナルトレーニングの効果を高める方法
パーソナルトレーニングは効果的ですが、その効果をより高めるためのポイントがあります。
それが「ホームエクササイズ」「生活習慣の改善」の2つです。
パーソナルトレーニングは週に1回、週に2回などの頻度を決めて通うのが通常です。
言い換えれば残りの6日、5日はパーソナルトレーニングを行いません。
その残りの日をどう過ごすかが大切です。
週1回のパーソナルトレーニングだけでなく、残りの日のホームエクササイズをするかしないかで効果は大きく変わります。
ただ、毎日1時間のホームエクササイズが必要という訳ではありません。
特に重要なトレーニングを2・3個やるだけでも十分効果が出ます。
パーソナルトレーニングをしていない日常では、仕事中にデスクワークで長時間座る、革靴やヒールで長時間歩くなどの負荷が身体にかかります。
その負荷を受けてそのままにしておけば、身体の歪みは少しずつ戻っていきます。
その歪みをホームエクササイズで整えることで、パーソナルトレーニングの効果を維持しさらに大きくすることができます。
また、生活習慣の改善も必要です。
その代表格が食事です。
パーソナルトレーニング中のアドバイスを守って食事方法を実践すれば、ダイエット効果はより高まります。
このように、パーソナルトレーニングはトレーニング中だけ頑張るという訳ではなく、パーソナルトレーニングで得た知識やトレーニング方法を実践することでより効果が上がります。
b{stoicでは、セッション中はもちろん家でも行えるようなホームエクササイズも紹介して、より効果的にエクササイズを行っています。
パーソナルトレーニングで効果を出すための期間
パーソナルトレーニングを受講する時に「どのくらいの期間行えば良いか」ときうことは気になる点だと思います。
結論から言うと、期間は長ければ長いほど効果が出やすく持続させやすいです。
もちろん、1か月や2か月といった短期間でのパーソナルトレーニングでも効果を出すことができます。しかし、短期間で効果を出すには高い強度でのトレーニングや週に3回など高頻度でのトレーニングが必要です。
また、トレーニングで得た効果というのは、トレーニングを中止すると徐々に失われていきます。
効果が失われる速さはトレーニング期間と反比例するので、短期間で得た効果はすぐに失われてしまうのです。
そのため、パーソナルトレーニングを受講する際は頻度は短期間で終わるのではなく、ある程度の期間継続した方が効果を出しやすいです。
※長期間のパーソナルトレーニングがおすすめな理由についてはこちらでも紹介しています。

さて、パーソナルトレーニングで期待できる効果は上記のように多岐にわたります。
その中でもダイエット、特にメタボリックシンドロームに関して解説していきます。
メタボリックシンドロームの予防方法を解説
「メタボ」の俗称で一般的に広まっているメタボリックシンドローム。皆様も健康診断などで指摘されたり、気にしている方も多いのではないでしょうか。
医者からメタボ予防として運動を勧められたが何をすれば良いか分からない、運動を始めたが効果がなかなか出ない、などお悩みの方もいるかと思います。
メタボリックシンドロームの基準とは
メタボリックシンドロームは日本語では「代謝異常症候群」などとも呼ばれています。
昔から肥満と高血圧や糖尿病などの生活習慣病の関連性が研究されており、1998年にWHO(世界保健機関)が「メタボリック症候群」という名称で診断基準を発表しことで一般的に広まっていきました。
日本では、2005年に日本肥満学会が日本独自の診断基準を発表し、2008年からメタボリックシンドロームに着目した特定健康診査が制度として導入されたことで、一般的に認知されるようになりました。
さて、そんなメタボリックシンドロームですが、上で述べたように世界と日本では診断基準が微妙に違っています。
日本の基準では
ウエスト周囲計:男性85cm以上、女性90cm以上
に加え、
高血糖:空腹時血糖110mg/dl以上
高血圧:収縮期(最大)血圧130mmHgまたは拡張期(最小)血圧85mmHg
高脂血症:中性脂肪値150mg/dl以上またはHDLコレステロール値40mg/dl以下
の内2つ以上に当てはまること
参考:国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター http://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/010/010/02.html
と定義されています。
なぜこのような診断基準となったのでしょうか。
簡単に説明すると
内臓脂肪の蓄積
↓
高血糖、高血圧、高脂血症の発症
↓
病状が進行すると動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが増える
となるため、内臓脂肪蓄積、高血糖、高血圧、高脂血症をリスクファクター(危険因子)としています。
一番の上流因子である内臓脂肪蓄積をウエスト周囲計で簡易的に測定することを必須項目とし、そこから派生する高血糖、高血圧、高脂血症のうち複数の因子を持っている場合にメタボリックシンドロームであると定義づけたということになります。
メタボリックシンドロームの予防に運動がすすめられる理由
さて、そんなメタボリックシンドロームですが、予防には運動が推奨されています。
運動すると上で述べた危険因子に対してどのような効果があるのでしょうか。
・内臓脂肪
運動を行うことで代謝があがり脂肪を燃焼しやすくなります。また、直接的に脂肪をエネルギー源としても使用していくので、運動により脂肪の減少が期待できます。
・高血糖
運動を行うことで、細胞が血液から糖質を吸収しやすくなるということが分かっています。また、直接的に糖質をエネルギーとしても使用していくので、運動により血糖値を下げる効果が期待できます。
・高血圧
運動により血流が増えると、血管の柔軟性が改善され血圧が下がる効果があります。また、血糖値が下がることにより血液の粘性が弱まったり、運動により自律神経のバランスが整うことにより血圧を下げる効果が期待できます。
・高脂血症
運動(特に有酸素運動)により、血中の中性脂肪を分解しエネルギーとして使用するので、中性脂肪値を落とす効果が期待できます。また、運動によりHDLコレステロール値が上昇することも分かっているので、高脂血症の改善が期待できます。
このように、運動はメタボリックシンドロームの診断基準となっている危険因子を改善する効果が期待できるので、メタボリックシンドロームの予防には運動が推奨されているのです。
メタボリックシンドロームの予防にはパーソナルトレーニングがおすすめ
メタボリックシンドロームやその予備群の方はもともとの生活習慣の中で運動習慣がない方がほとんどだと思います。
運動習慣がない方がいきなり運動をしようとしても、強度が軽すぎて効果が出ない、逆に強度を上げ過ぎて体の負担になってしまう、そもそも何をすれば良いか分からないなどの理由から運動が続けられないことが多く見られます。
そこでお勧めなのがパーソナルトレーニングです。
パーソナルトレーニングであれば、その人の体の状況を考慮して適切なメニューを提供できます。特に、メタボリックシンドロームの方は疾患を持っていたり薬を飲んでいる方も多いので、そのような運動に対する禁忌事項や注意点にもしっかりと対応するため、専門知識を持ったトレーナーに運動メニューを作成してもらうことをお勧めします。
また、パーソナルトレーニングは基本的に週に1回や2週に1回など定期的に受講することが多く、運動習慣を身につけることにも繋がります。
運動習慣を身に着ける意味でもパーソナルトレーニングはお勧めです。
パーソナルトレーニングのメリット・デメリット
パーソナルトレーニングにはメリットもデメリットもあります。
まとめるとこのようになります。
パーソナルトレーニングのメリット
・トレーニング効果が高い
・自分にあったオーダーメイドのトレーニングが可能
・食事指導など幅広くサポート可能
・運動を継続しやすい
パーソナルトレーニングのデメリット
・料金が高い
・時間を担当トレーナーと合わせないといけない
なんといってもパーソナルトレーニング最大のメリットは、その運動効果の高さです。
自己流のトレーニングで効果が出なかった、それどころか逆効果になったという人がパーソナルトレーニングで狙った効果が出るようになるというのは多いパターンです。
これは、素人が一人でやっていたものがプロのマンツーマン指導を受けるので当然といえば当然です。
そして、マンツーマン指導ですので内容も自分だけの為にカスタマイズされたオーダーメイドです。
さらに、1人でやると挫折しやすいのが運動ですが、パーソナルトレーナーと一緒に行うので挫折が少ないです。
そして予約をするのである程度の強制力が働いてトレーニングを継続できます。
しかし、パーソナルトレーニングにもデメリットがあります。
それが時間と料金です。
パーソナルトレーニングはサービスの特性上、予約制です。
担当トレーナーが決まると、時間の制約が多少なりとも発生します。
そして、プロのパーソナルトレーナーとのマンツーマン指導ですのでどうしても料金は高くなります。
これはどんなサービスでも同じですが、マンツーマン指導はグループ指導に比べて必ず料金が上がります。
しかし、その分効果も上がります。
この料金と効果を天秤にかけて、効果の方が必要と判断できればパーソナルトレーニングを受けるべきです。
パーソナルトレーニングによってスーツが似合う体型となり、仕事のパフォーマンスを高めることが出来ればその費用対効果はパーソナルトレーニングと比較してどのようになるか?
さらに、腰痛によって健康を損なう、肥満によって健康を損なうなどのマイナスを補う為の投資と考えれば、パーソナルトレーニングの費用対効果は非常に高いと言えます。
パーソナルトレーニングスタジオの選び方
パーソナルトレーニングスタジオを選ぶ際のポイントはいくつかありますが、下記の要素を参考にしていただくと良いかと思います。
■立地
パーソナルトレーニングスタジオに限りませんが、スポーツクラブに通われている方がおちいりやすいのが、仕事が忙しいなどの理由で通わなくなってしまうということです。トレーニングにおいて継続することはとても重要な要素なので、ご自身のライフスタイルなども考慮しながら通いやすい立地のスタジオを選びましょう。
■トレーニング内容
パーソナルトレーニングスタジオは、基本的にはどのような要望にも応えてくれます。しかし、スタジオによって得意としている分野が違ったりもします。ダイエットに特化しているスタジオ、スポーツのパフォーマンス向上に特化しているスタジオ、肩こりや腰痛改善など医療方面に特化しているスタジオなど。
ご自身の目的にあった内容を得意としているスタジオを選ぶと、効率的に目標達成にむけたトレーニングができるでしょう。
■プラン、金額
パーソナルトレーニングスタジオによって、色々なプランがあります。週に2回や3回定期的に通うものや、回数券のように来る頻度を自分で選べるタイプなど。また、金額設定もジムによって変わりますし、オプションでついてくる内容(タオルやウェアの貸し出しなど)も変わってきます。
パーソナルトレーニングにかけられるお金や、時間なども考慮してスタジオは選ぶようにしましょう。
■トレーナーの質
パーソナルトレーナーになるには資格が必要ありません。極論を言ってしまえば、無資格で未経験でも「パーソナルトレーナー」と名乗ってしまえばパーソナルトレーナーとして活動できてしまうのです。
そのため、そのトレーナーの保有資格や、過去の実績などがトレーナーの質を見る一つの目安になってきます。しかし、資格に関しては民間の協会が山ほど資格を発行しています。中には講習会に参加するだけで取得できるような資格もあるので、資格を持っているから良いトレーナーとは一概に言えないので注意が必要です。
また、チェーン展開しているような大手のスタジオだと、腕のあるトレーナーはなかなか予約が取れなかったり、そもそも管理職になってしまい現場に立っていない場合があります。そのため、経験の浅いトレーナーが担当になるという可能性が高いので、こちらも注意が必要かもしれません。
■トレーナーとの相性
パーソナルトレーニングは人対人のサービスになるので、トレーナーとの相性という問題が出てきます。どんなに腕の良いトレーナーでも相性が合わずに結果が出ないということもありますし、反対に経験の浅いトレーナーでも相性が良く結果が出るということもあります。
そのため、実際に入会する前に体験などでどのようなトレーナーが在籍しているか、自分と相性が良さそうかというのを確認するとよいでしょう。
パーソナルトレーニングの体験レッスンの内容
パーソナルトレーニングでは最初に体験レッスンを受けることができます。
いきなり通うことを決めずに、まずは一度どのようなレッスンを行うのかをお試しできます。
体験レッスンで、「パーソナルトレーナーとの相性」「施設との相性」「実際にパーソナルトレーニングを進める流れ」などが分かります。
どれだけ情報を収集しても体験レッスンに勝る情報収集はありませんので、パーソナルトレーニングに興味をお持ちの方は、まずは体験レッスンをご検討くださいませ。
一般的にパーソナルトレーニングの体験レッスンの内容・流れは次のように行います。
①カウンセリング
②姿勢や動きの評価
③体験トレーニング
パーソナルトレーニングの体験レッスン内容①カウンセリング
パーソナルトレーニングの体験レッスンで最初に行うのが上でも解説した「カウンセリング」です。
カウンセリングでは、お客様のご要望を伺います。
同じパーソナルトレーニングを受けたい人でも目的は異なります。
例えば、ダイエットを目的にパーソナルトレーニングを受ける方もいれば、腰痛改善、姿勢改善、肩こり改善、スポーツパフォーマンスの向上など目的は人によって変わります。
目的が違えば、当然トレーニング内容も変わります。
トレーナーとお客様で目的を共有することが、パーソナルトレーニングの第一歩です。
そして、お客様の怪我や病気、仕事で多い姿勢などもカウンセリングでは伺います。
これによって、パーソナルトレーニングによって改善が必要なポイントが変わります。
過去の怪我は、現在の身体に大きな影響を与えます。
中学生の頃の怪我が、30代・40代でも影響するということはよくあります。
これらの情報がなければ、パーソナルトレーニングのメニューが作成できません。
カウンセリングを行うことでパーソナルトレーニングの効果は大きく上がります。
パーソナルトレーニングの体験レッスン内容②姿勢と動きの評価
カウンセリングの次は、「姿勢と動きの評価」を行います。
簡単に言えば身体のチェックです。
現状の筋力・柔軟性などをトレーナーが詳しくチェックをします。
これによって、パーソナルトレーニングでの改善ポイントが明確になります。
同じ「姿勢改善の為のトレーニング」と言っても、姿勢が崩れる原因によって内容は大きく変わります。
例えば、デスクワークが多い人では股関節の筋力低下が起こりやすいと言われています。
また、ヒールや革靴での移動が多い人では外反母趾や偏平足などの足の問題が起こりやすいです。
同じ姿勢改善でも、この足の問題が原因として強いのか?股関節の問題が原因として強いのかで行うトレーニング内容は大きく変わります。
この原因を見極めるのが、姿勢と動きの評価です。
姿勢を見れば、弱化している筋肉や柔軟性が低下している筋肉の予測がつきます。
姿勢の崩れには一定のパターンがありますので、どのようなパターンに陥っているかが分かれば問題点も分かります。
動きを見れば、さらに問題点が明確になります。
両手を上げる動作、しゃがむ動作、片足立ちなど一見なんでもない動きでも、トレーナー目線で見れば問題点は明確に分かります。
このような問題点の把握・原因の把握が、姿勢と動きの評価の目的です。
パーソナルトレーニングの体験レッスン内容③体験トレーニング
カウンセリング・姿勢と動きの評価でお客様のご要望と悩みの原因が把握でました。
これによってあなただけのオーダーメイドのトレーニングメニューが出来ます。
現状問題となっている筋力低下・柔軟性低下などが分かりましたので、その解決方法となるトレーニングメニューになります。
ただ、このトレーニングメニューが出来るだけでは効果はありません。
実際にトレーニングメニューを狙った通りに行うのは、一人では非常に難しいことです。
そこで必要なのが、トレーナーによるマンツーマン指導です。
弱化している筋肉を鍛えるトレーニング、柔軟性が低下している筋肉を伸ばすストレッチは一人では正確に出来ません。
トレーナーの指導の下、正しいやり方で行うと同じ運動でもその効果は劇的に変わります。
特に運動が苦手な方や、今まで運動をしても効果が感じられなかった方は大きな差を感じられると思います。
このように、オーダーメイドのトレーニングメニューを正しく実行する工程が、体験トレーニングです。
最後に、パーソナルトレーニングで期待できる効果の一つである首コリの改善について解説していきます。
パーソナルトレーニングで首コリを改善する方法
パソコンやスマホを使用する時間が長くなると肩こりにもなりやすいですが、最近では首こりも多くなっています。
画面をのぞき込むことで、首へのストレスは大きくなります。
最近では「スマホ首」と呼ばれることも多く、首こりに悩む人は増え続けています。
また、姿勢の悪さも首こりの原因になります。
猫背やスマホ巻肩など、姿勢の悪い人も増えています。
首コリの原因とは
首こりの原因は、大きく2パターンに分けられます。
1つは首が前に出て起こる首こり、もう1つは首のねじれによって起こる首こりです。
まず、首が前に出て起こる首こりです。
パソコン画面やスマホをのぞき込む姿勢になると、自然と首が前に出ます。
この時、あごが上がるような姿勢でのぞき込んでいると首の後ろの筋肉に過度な負担がかかります。
短時間この体勢でいる分にはそこまで問題はありませんが、何時間もこの姿勢でい続ければ首へのストレスは相当強くなります。
その結果、慢性的な首こりになります。
パソコンやスマホを使う上では多少は仕方がありませんが、姿勢が悪いことでこの影響は相当大きくなります。
特に大きな影響を受けるのが猫背です。
猫背は身体が丸まって首が前に出た姿勢です。
その猫背からさらに顔を前に出してのぞき込む姿勢になると、首へのストレスはさらに大きくなります。
そして2つ目が首のねじれで起こる首こりです。
まっすぐ正面を向いているつもりでも、人間の身体は多少なりともねじれています。
首がねじれる原因は色々ありますが、次のような原因が考えられます。
・肩甲骨のゆがみ
・骨盤のゆがみ
・背骨のゆがみ
・側弯症
肩甲骨や骨盤などのゆがみは、多くの場合連動して起こります。
背骨は骨盤から腰、胸、首と繋がっていきます。
このうちどこかが歪めば全てが歪みます。
多いパターンとしては、骨盤の歪みがそのまま背骨全体に波及することです。
その結果、腰の歪みで腰痛を起こし、胸のゆがみで肩こりを起こし、首のゆがみで首こりを起こします。
首こりに悩む方は、程度の差こそあれ多少なりとも腰痛や肩こりも感じている方が多いと思います。
この場合は、骨盤矯正のトレーニングから始めないと首こりの根本的な改善は出来ません。
※パーソナルトレーニングで骨盤矯正をする方法はこちら。

また、側弯症の場合も首こりに繋がります。
側弯症の場合は先天的な側弯症と後天的な側弯症があります。
先天性の側弯症を治すことは難しいとされていますが、改善は可能です。
後天的な側弯症は、姿勢の悪さの一種と言えます。
これに関しても、通常の姿勢改善のトレーニングと同様にして筋肉のバランスを改善することで姿勢が良くなります。
※パーソナルトレーニングで姿勢を改善する方法はこちら

首コリと姿勢の関係
首こりの原因を考えると、姿勢との関係が強いことが分かります。
首こりの厄介なところは、首だけに問題がないことが多いことです。
特に骨盤など首から遠いところに原因があることが多く、なかなか根本的な解決が難しいものです。
骨盤が歪んだ状態で首のマッサージをしても、「一時的に楽になるけどすぐ戻る」というありがちなパターンにはまってしまいます。
首こりを根本的に解消するには、姿勢の改善が必須と言えます。
首だけではなく、姿勢全体を見なければなりません。
姿勢が崩れた場合は、最後に頭の位置を調整して姿勢を制御する傾向があります。
頭はかなり重たい部位で、また末梢に位置します。
その頭の位置を調整することでバランスは取れますが、その結果首へのストレスが大きく首こりになります。
また、そうなると頭痛にも繋がります。
慢性的な首こりを抱えている人には、頭痛持ちの方も多いと思います。
このような頭痛までも同時に改善するには、姿勢改善が必要です。
最近では、多くのビジネスマンがパーソナルトレーニングを行っています。
どうせ運動をするならば、自己流で行うよりもパーソナルトレーニングの方が確実に効果は高いです。
パーソナルトレーニングをご検討の方には、料金だけではなくこのような費用対効果を考えてご検討頂ければ幸いです。
コメント