正しい姿勢の作り方とは?姿勢の専門家・パーソナルトレーナーが解説

正しい姿勢の人は、実はほんとどいないと思います。

デスクワークの増加や生活パターンの画一化、運動不足など現代人の身体は姿勢が崩れる要素で溢れかえっています。

 

そんな現代人だからこそ、正しい姿勢を作ることへのニーズは高まっています。

その為、様々な姿勢改善方法があると思います。

 

こちらでは、姿勢や動きの専門家であるパーソナルトレーナーが正しい姿勢の作り方を解説します。

正しい姿勢に関しては誤った認識が非常に多いですので、その結果正しい姿勢を作る(正確には正しい姿勢らしきもの)ことで悪影響が出ることもあります。

 

そんな姿勢についての解説です。

 

正しい姿勢の作り方

まずは正しい姿勢の作り方の紹介です。

正しい姿勢を作るのには、まずはお腹に力を入れて…

 

というやり方では、正しい姿勢は作れません。

もうそのように意識して姿勢を作ろうとしている時点で間違っています。

 

正しい姿勢とは、意識して作るものではなく無意識で作るものです。

 

これはよく考えれば分かることですが、例えば「歩く時に何を意識していますか?」と聞かれたら何と答えますか?

歩行動作を正確に分析すると、片足で体重を支えながら逆足を動かす動作です。

その間、体幹の筋力で身体を支えながら下半身のひねりを相殺する為に上半身を捻りさらに連動して手が動き…

という具合に自分でも説明できないような複雑な動作をしています。

 

筋肉は全身に600個ほどありますが、歩行動作では同時に数百は筋肉が動いているはずです

こんなものを意識してコントロールは出来ないはずです。

ただ、無意識で出来るどころか歩きスマホのような高度なことまで出来ています。

これは、無意識でコントロールしているからに他なりません。

 

姿勢も同じで、同時に何百の筋肉が働いて姿勢を制御するものを意識してコントロールは出来ません。

お腹に力を入れる、お尻に力を入れるなどの1つの要素で姿勢を良くするのはパーソナルトレーナーの視点で考えれば違和感があります。

 

では、どう正しい姿勢を無意識で作るかというと筋肉のバランスを改善します。

 

筋肉は全て骨に付いています。

筋肉が動いて骨を動かしますが、1つの骨に複数の筋肉が付いていてそれらが連動して身体が動きます。

この時過度に硬い筋肉があったり弱い筋肉があると筋肉のバランスが崩れます。

 

その結果、骨が一方向に引っ張られた形になってしまいます。

これが姿勢の崩れの始まりです。

 

例えば、腰を反らす筋肉と丸める筋肉がありますが、これらの筋肉のバランスが整っていれば背骨の反りは適度に保たれます。

背骨を反らす筋肉が過度に硬いと腰は反りっぱなし、丸める筋肉が硬いと腰は丸まりっぱなしになります。

 

実際にはもう少し複雑ですが、大まかにはこのようなイメージです。

このような筋肉のバランスの崩れがある中で、「お腹に力を入れてコアを意識して」と言った感じで、正しい姿勢にしようとしても長時間続きません。

ただ、腰を反らす筋肉の硬さをとれば、無意識でも楽に正しい姿勢になります。

 

このように、硬い筋肉を緩めて弱い筋肉を鍛えて正しい筋肉のバランスに戻すことが、正しい姿勢を作る方法です。

 

正しい姿勢を作るコツ、正しい姿勢を意識するポイントはありません。

 

正しい姿勢が疲れるのはなぜ?

正しい姿勢が疲れると感じる人も多いと思います。

この場合は、先ほどの筋肉のバランスを改善せずに無理矢理正しい姿勢らしき姿勢を取っている場合がほとんどだと思います。

 

当然ですが、無理がありますので疲れます。

筋肉のバランスの崩れを力技で戻そうとしていますので、それは続きません。

 

そして多くの場合は、このような無理矢理とった正しい姿勢は正しい姿勢になっていません。

無理に力を入れれば、その分筋肉のバランスはまた崩れます。

 

このようなやり方ではなく、根本的に正しい姿勢を作るには筋肉のバランスを改善します。

 

正しい姿勢とは?

では実際に正しい姿勢とはどのような姿勢なのでしょうか?

パーソナルトレーナーから見た正しい姿勢とは、全ての筋肉の長さが最適であり全ての骨の位置が適切である状態です。

筋肉にはそれぞれ最適な長さがあります。

最適な長さになると、骨の位置も最適な位置に整います。

 

筋肉が短すぎる状態は、筋肉が硬すぎる状態です。

逆に筋肉が長すぎる状態は、筋力が弱い状態です。

 

このバランスが整った状態が正しい姿勢です。

 

実際の骨の位置としては、大まかな目安があります。

 

横から見て、耳-肩-骨盤-くるぶしが縦一直線になっていれば大体正しい姿勢に近いと言えます。

厳密にはもう少し細かいですが、姿勢が悪い場合は先ほどの目安だけでも大幅に逸脱しています。

 

この状態に近づけるには、やはり筋肉のバランスを整えることです。

 

正しい姿勢を作るにはパーソナルトレーニングがおすすめ

正しい姿勢は、全ての筋肉のバランスが取れている状態です。

その正しい姿勢を作るには、次のステップが必要です。

 

・どこの筋肉のバランスが崩れて姿勢が悪いのか調べる

・硬い筋肉を緩める

・弱い筋肉を鍛える

 

パーソナルトレーニングでは、このすべてを一貫して行えます。

パーソナルトレーニングでは最初に姿勢や動きの分析をします。

これで筋肉のバランスの崩れが分かります。

 

そしてストレッチで硬い筋肉を緩めつつ、筋トレで弱い筋肉を鍛えます。

姿勢改善には、筋トレだけでもストレッチだけでも不十分です。

両方が出来て初めて筋肉のバランスが改善します。

 

今まで対策をしたけどなかなか姿勢が良くならなかった方は、どちらか片方しかやっていない方が多いと思います。

 

今までなかなか姿勢が良くならなかった方は、ぜひ一度パーソナルトレーニングを体験してみてください!

 

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パーソナルトレーニングで姿勢改善
この記事の総監修
b{stoic代表トレーナー山本健夫

都内のパーソナルトレーニングジムでアスリートや経営者を中心に年間1,000本以上のトレーニング指導を担当。世界的にも権威のあるトレーナー資格やピラティスインストラクターの資格を有し、姿勢改善からボディメイクまで幅広い指導が特徴。
トレーニング指導の他にも、フィットネス動画の監修や、ヘルスケアアプリの企画開発など多方面で活躍中。

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